[choreonoid-users-ja 00246] Re: グラフの描き方
中岡 慎一郎
s.nakaoka @ aist.go.jp
2017年 4月 21日 (金) 09:57:24 JST
升谷先生
> グリッドに数値を添えることはできないのでしょうか?
すみません、まだできません。
今後改善したいと思います。
> Choreonoidでは,選択している内容に対して,離れたところにあるメニューで
> 操作を選択するということが頻繁にありますが,その操作に違和感があります
> (個人の感想です:-)).
そうですね、確かにそれはあるかと思います。
右クリックメニューを導入できるところはなるべく導入すべきというのは同意です。今後改善したいと思います。
あとツールバーも上部にしか置けないのでビューと離れてしまう場合がありますよね。
VC++やEclipseみたく、各ビューのタブが並んでいるの横の空きスペースにボタンとかを置けないか以前検討してみたのですが、QtのタブウィジェットにはそのようなAPIはないようで、そのときはあきらめました。うまいやり方があればよいのですが…。
On 04/12/17 09:16, MASUTANI Yasuhiro wrote:
> 中岡様,
>
> 大阪電通大の升谷です.
>
> グラフ機能について詳しく説明していただきありがとうございました.
>
> ある程度は試行錯誤していたのですが,スケールの変更やグラフバーを有効に
> する方法がわかりませんでした.
>
> グリッドに数値を添えることはできないのでしょうか?
>
> Choreonoidでは,選択している内容に対して,離れたところにあるメニューで
> 操作を選択するということが頻繁にありますが,その操作に違和感があります
> (個人の感想です:-)).
>
> その場で右クリックしてコンテクストメニューとして出すようなUIの方が馴染
> むように思います.
>
> On Tue, 11 Apr 2017 11:13:56 +0900,
> 中岡 慎一郎 <s.nakaoka @ aist.go.jp> wrote:
>>
>> この機能ですが、まだ作りこみが足りないため、あまり積極的に紹介していませんでした。
>>
>> とりあえず「関節軌道」の使い方を説明します。
>>
>> 1.
>> メニューの「表示」-「ビューの表示」で「関節軌道」にチェックを入れて、ビューを表示します。
>>
>> 2. 表示の対象となる関節角軌道データのアイテムを選択します。
>>
>> 例えば、SR1Walk.cnoidのプロジェクトでシミュレーションを実行すると、"SR1WalkController"の小アイテムとして"AISTSimulator-SR1"というアイテムが生成されます。これがシミュレーション結果を格納する"BodyItem"型のアイテムなのですが、さらにこのアイテムのツリーを展開すると、"Joint"というアイテムが出てきます。これが関節角軌道を格納している"MultiValueSeqItem"型のアイテムですので、これを選択してください。
>>
>> 3.
>> 「リンク」ビューにて、表示対象となる関節を選択します。複数選択してもOKです。
>>
>> 4.
>> すると「関節角軌道」ビューにシミュレーション結果の関節角軌道が表示されるかと思います。
>>
>> ビューの上で左ボタンでドラッグをすると、グラフに同期して時刻を変更できます。真ん中ボタンでドラッグすると、スケールが変わります。右ボタンでドラッグすると、表示位置が変わります。
>>
>> フォーカスの入っているグラフビューに対して、グラフバーの操作が有効となります。速度のOn/Offや、設定ダイアログで各種設定ができます。
>>
>> 他のグラフビューとして、「軌道」ビューも同様に使うことができます。これは「関節角軌道」を汎用化しようとしたもので、"MultiValueSeqItem"型のアイテムであれば何でも表示できます。表示対象の要素はビューの内部に表示される数値の選択リストで選択します。
>>
>> 上記は"MultiValueSeqItem"型が対象でしたが、他に"MultiSE3SeqItem"型が対象のグラフビューとして、「リンク軌道」と「SE3軌道」のビューがあります。"MultiValueSeqItem"はBodyMotionItemの小アイテムである"Cartesin"が対応します。そちらを選択して、関節角軌道の場合と同様に操作してください。
>>
>> なお、リンクの軌道は通常ルートリンク分しか出力されませんが、シミュレータアイテムの「全リンク位置姿勢出力」をtrueにしておくと、全てのリンクの軌道が記録されるようになります。
>>
>> 以上のようになっていますが、お使いいただければ分かりますが今のところ中途半端な機能にとどまっています。今後、汎用版のビューだけ残して、機能を強化していければとは思っていますが、他に重要なTODOが多数ありまして、後回しになっています。
>
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中岡 慎一郎 <s.nakaoka @ aist.go.jp>
産業技術総合研究所 知能システム研究部門
ヒューマノイド研究グループ
TEL:029-861-5161
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